🧂【完全ガイド】カリカリ梅干しの作り方|パリッとした食感がクセになる!
梅干しといえば、ふっくら柔らかくて酸っぱい保存食というイメージが強いですが、今回ご紹介するのは**「カリカリ梅干し」**。その名の通り、歯ごたえのあるカリッとした食感が特徴で、一度食べるとやみつきになる人も多い人気の梅干しです。
市販品も多く出回っていますが、実は自宅でも簡単に作ることができます。今回は、カリカリ梅干しの基本的な作り方と、美味しく仕上げるためのコツをたっぷりご紹介します。
🍃カリカリ梅とは?
カリカリ梅は、未熟な青梅(特に小梅)を使用して作る梅干しです。通常の梅干しは熟した梅を使って柔らかく仕上げますが、カリカリ梅ではまだ固い梅を使い、アルカリ性の成分(卵の殻など)を加えることで食感を保ちます。
この製法により、漬けた後でも「パリッ」「カリッ」とした歯ごたえを残すことができるのです。おにぎりの具材やおつまみ、小鉢のアクセントにもぴったりです。
📝材料(小梅500g分)
- 小梅(青くて固いもの)… 500g
- 粗塩 … 100g(梅の重量の約20%)
- 焼酎(アルコール度数35度以上)… 大さじ2
- 卵の殻(よく洗って乾かし、砕いたもの)… 1個分
- 密閉容器(ガラスまたはホーローがおすすめ)
- 重石(または水を入れたジッパーバッグ)
🥣カリカリ梅干しの作り方ステップ
① 梅を洗ってアク抜きする
小梅は傷のない新鮮なものを選びましょう。よく洗い、竹串などでヘタを取り除きます。バケツなどに水を張って、3〜4時間程度水に漬けてアクを抜きます。
② 水気を拭いて焼酎をまぶす
アク抜き後、清潔な布巾やキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。次に、焼酎を全体にまぶして、殺菌と発酵抑制をします。
③ 塩と一緒に容器に詰める
密閉容器に、塩と梅を交互に重ねるように入れていきます。一番上にも塩をふりかけます。ここで、砕いた卵の殻も全体に散らします。アルカリ成分が梅の組織を引き締め、カリカリ食感を保ちます。
④ 重石をして保存
容器の上に重石をのせ(または水入りジップ袋で代用)、冷暗所に保管します。1〜2日で梅酢が上がってくるので、上下を軽く混ぜるようにして均一に漬かるようにします。
このまま10日〜2週間漬け込むと、しっかり味がしみてきます。
⑤ 天日干し(好みで)
そのままでも十分に美味しいですが、より風味を増したい場合は天日で2〜3日ほど干すのもおすすめです。干すことで水分が飛び、保存性が高まります。
💡カリカリ梅を美味しく仕上げるコツ
- 青くて固い梅を選ぶことが大前提です。熟して柔らかくなっているものでは、漬けているうちに崩れてしまいます。
- 卵の殻はしっかり洗い、熱湯消毒後に乾燥させてから使用しましょう。殻の内側の膜も取り除くと、雑味が出ません。
- 塩分は最低でも15%は必要です。あまり減塩にすると腐敗しやすくなります。
🍴カリカリ梅の楽しみ方
カリカリ梅はそのまま食べるのはもちろん、さまざまな料理に使えます。
- ごはんのお供として
- おにぎりの具に(梅しそとの相性抜群)
- 刻んで冷やし中華やそうめんにトッピング
- 細かく刻んでタルタルソースに加えるのも◎
- チーズと一緒におつまみに
保存は、冷蔵で3〜6ヶ月程度を目安にしましょう。
🧂まとめ
カリカリ梅干しは、シンプルな材料で手軽に作れる昔ながらの保存食です。自家製ならではの自然な味わいと、パリッとした歯ごたえは、一度食べたらやみつきになるはず。
市販の添加物入りのものに比べて安心・安全なのも大きなメリットです。梅の季節には、ぜひ一度手作りしてみてはいかがでしょうか?